今あちこちで見かけ問題となっているクズ。
欧米ではグリーンモンスターとさえ言われています。
先日の耕作放棄地の植生調査でもそのクズはあちこちで目にしました。
この大型法面はクズが繁茂していましたが、手前の耕作放棄地は下の写真のようになっています。
上の写真じゃわかりにくいのでアップするとこんな感じ。
確かにクズがいます。が良く見ると葉がボロボロになっているものが多かったです。
これは虫による食害、ではなく、周りにいるカナムグラという植物の仕業です。
このカナムグラ、小さなトゲが無数についていて風で揺れることで周りにある植物を攻撃、傷つけて弱らせるのです。
グリーンモンスターと言われるクズもカナムグラのトゲには勝てなかったようで法面手前にある耕作放棄地にはその群落を広げられずにいました。
こうした動けないからこそ様々な工夫で進化してきた植物たちの覇権争いは見ていて面白いですね。
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