そこになぜその植物はいるのか?!

先日耕作放棄地の植生調査に参加した際に、被度がある一定以上あるものをリストアップしていったのですが例外として周辺環境に対して珍しい植物や外来植物もわかる範囲で記入してくださいと言われました。

耕作放棄地の植生調査に行ってきた

周辺環境に対して珍しい植物というのが自分の知識ではわからなかったのですが、言われて納得したものがありました。

耕作放棄地の植生

この地区の調査をしたときに左側は比較的交通量の多い道路が通っているのですが、この道路沿いの放棄地のみメリケンカルカヤがかなり生えていました。

写真には写っていませんがこの右側の農地も調査しましたがそちらと比べると優位にこの地域はメリケンカルカヤが多くなっています。

これはメリケンカルカヤの種子は風散布であることから車の走行で巻き上げられた種子群が道路沿いに落ちて生えたものと思われます。

こうやって周囲と比べてみて優位に被度が変わったり、ぽつんと一株だけ生えている植物があればなぜそうなったのか?!考えてみるとなかなか面白い発見があるかもしれません。