指定野菜とは

約50年ぶりに指定野菜にブロッコリーが加わることになりました。

指定野菜に加わることになったブロッコリー

前回指定野菜に加わったものは「ばれいしょ」が1974年に加わっていますから本当に半世紀ぶりに指定野菜が増えたことになります。

現在指定野菜は14品目、キャベツ、きゅうり、さといも、だいこん、たまねぎ、トマト、なす、にんじん、ねぎ、はくさい、ばれいしょ、ピーマン、ほうれんそう、レタスとなっています。

指定野菜とは特に消費量が多い野菜を安定供給することを目的に国が設定しています。

野菜生産出荷安定法に「指定野菜」の定義が明記されていて、転載すると以下のように定義されています。

この法律において「指定野菜」とは、消費量が相対的に多く又は多くなることが見込まれる野菜であつて、その種類、通常の出荷時期等により政令で定める種別に属するものをいう。(野菜生産出荷安定法第二条)

この指定野菜になると価格が大きく下落した場合、国が農家に補給金を出して生産量を確保するなど特別な措置が取られることから作り手が継続して作付けを行いやすくしており、国民に安定して野菜を供給するようにしているのですね。