河川氾濫を考える

毎年6月末から7月上旬は集中豪雨が相次ぎ各地で氾濫がおきています。

宅地や工場地帯などは降った雨は全て表面を流れ河川に排水されます。

治水工事が進んだとはいえ近年の雨量増加に対策がおいついておらず河川氾濫に繋がっていると考えられます。

こういった局面で地面が露出し、緩やかに雨水を吸収、輩出してくれる農地の役割はものすごく重要になります。

単純に数値で比較すると、裸地で雨水の40~50%が吸収。

植生のある芝地で80~90%。

腐植や林床植物のある広葉樹林地で90~95%が吸収されます。

もちろん、人工物で舗装された道路や駐車場はほぼ0%です。

農地の持つ役割を防災的な観点からも見直し、農家の洪水被害の補填にいかすことはできないでしょうか。