最近シリーズで葛と雑草と歴史をお送りしてきました。
実は後一回分残ってます。その前に・・
そんな昔の話、知識にはなっても使えないではないか、今雑草問題で困ってるんだ。具体的にどうすればいいのか、それが知りたい。
そんな風に考えるのもよくわかります。
しかし、何をもってその問題が解決したと定義するのか、と考えたときに問題が起きている今だけを見て結論を出して良いでしょうか。
多くの場合雑草で困っているという人は、ただ雑草を無くしたい。そう考えていると思います。
何らかの手段で雑草を無くしたとしても(しかも楽に)、彼らはまた生えてきます。
問題を解決する際、最初に行わないといけないことはどうやって問題を解消するか考えるのではなく、問題が解決したとはどういう状態か、どんな現実を望むのかです。
今ない状態を想像することは難しく、今あるものをどう使って解消するか考えるのは簡単です。
それ故に何を使うか考えがちですが、一度未来ではなく、過去を見てみると今起きている問題がなぜ起きたのか?昔はどうだったのか。
時代がかわれば同じモノでも周囲に与える影響(価値)は違います。
それらを紐解き見ていくことで今起きている問題を見つめなおし、未来はどんな状態にしておきたいのかを考えます。
これを考えるために雑草(とりわけクズ)を中心とした歴史に注目しているわけです。
歴史とは過去起きた事象を単に学ぶことではなく、流れを理解し今を確認し、未来を考えるために使うものです。
学校教育の歴史の授業は単に過去を学ぶだけではなく、こうした思考(問題解決技術)を身に着けるためにも重要だということを先日のもう一度世界史に参加して実感いたしました。
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