2023年は近年まれにみる暑さ、でしたが、福岡にいる限りでは例年よりちょっと暑いかな?という感じでした。
しかし北日本の方では異常な暑さで昨年8月初旬に北海道へ出張に行った際にはラジオやテレビで頻繁に熱中症や異常高温の話題があがっていました。
それを良く表しているのがこちらのグラフ。
このグラフを見ると確かに平年よりも暑い日が多かったことがわかりますが、北の方でより顕著になっています。
温暖化の影響が緯度によって異なるのか?不思議に思ったので先日参加した気象サイエンスカフェで質問してみました。
緯度が高い地域の方が温暖化による影響が大きいのはなぜか?
大きな原因としてあげられたのは雪・氷の存在です。
緯度が高いところは気温が低く雪や氷に覆われている場所が多くあります。
それらが解けるとどうなるか。。?!
雪や氷は白く太陽光を反射しますが、それらが解けると地面や海面が露出し反射が少なくなり蓄熱することになります。
特に北半球は高緯度には陸地が多いことからその保温蓄熱効果がより強く出ているとのことでした。