先日午後の紅茶おいしい無糖を飲んだ時にラベルをよく見ると・・
紅茶のシャンパンと称されるとあります。
そもそもダージリンティーとはインドの北東部ダージリン地区で生産された紅茶を言います。
シャンパンに例えられるには理由があり、紅茶の中でも香りが抜群によくマスカットのようなフレーバーがして、味もすっきりとした味わいで清涼感があることからきているようです。
シャンパンもフランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインのことですし、ダージリンも特定の地域で作られた紅茶で地域の名前を冠するというところでも共通点はありますね。
ダージリンティーはイギリス人の紅茶にかける想いの強さもあって一際紅茶の中でも特異な存在と言えると思います。
中国から買い付けていた紅茶をイギリスは自国や植民地でも栽培できないか?!と考えるのが普通ですよね。
そこでイギリスでは寒すぎて栽培ができず、植民地であるインドで栽培を試みます。
しかし中国種のチャの木はことごとく栽培に失敗。
そんな中1839年にチャの木であるアッサム種が発見されます。
これで紅茶を作るわけですが、中国種で作った紅茶とはまた違う味わいで当時のイギリス人たちは中国種の栽培も試みますがなかなかうまくいかず・・
中国種のチャの木は中国でしか育たないのではないか?!と思われたころに何とダージリン地方に植えた中国種のチャの木だけが栽培に成功します。
当時のイギリス人たちの喜びはいかほどでしょうか。
そういった特別な産地の紅茶がダージリンティーでもあるのです。