スーパーマーケットについて考える

先日スーパーを経営する方とお話しする機会がありました。

その中で、今まさにスーパーマーケットの売り場のデザインを変えていく時期にあって、試行錯誤中です。とのことでした。

詳しく聞いてみると、スーパーの業態は基本的に無人販売(セールスが売り場にいないという意味だと思います)、この売り方でここまでくることができた。

しかし究極の無人販売といえば、ネット通販。

青果もネットで購入することができるようになってきているので、スーパーの存在意義を見直す局面にあると考えている。とのことでした。

スーパーの業態が無人販売とは思いもしませんでしたが、セルフサービスと考えるとなるほど・・・と納得。

さて、このスーパーマーケットという販売業態はいつ生まれたのか?と調べてみると世界恐慌あたりのようです。

最初のスーパーマーケットはどこかという点は色々説はあるようですが、大量に仕入れ、来店した客が商品をとりやすいように配置、自分で選び、取り、その場で支払い、持ち帰る。

売り場にはセールスやサービスマンがいないため省力化されて安価に販売できることから、当時不況だった社会に受け入れられたようです。

その後もそのスタイルは伸び続け現在に至りますが、ここにきて究極のセルフサービスともいえるネット通販が台頭してきています。

近年では青果も扱うところが増えています。

さらにリアルなスペースを要するスーパーマーケットと異なり、ネットには商品説明をする場所もしっかりと確保できるためスーパーマーケットよりもよほど商品について詳しく知ることができるサイトも少なくありません。

こうした通販サイトの台頭からスーパーマーケットは転換点にきているとのことでした。

コロナ禍でスーパーの売り上げは伸びているところがほとんどだとは思いますが、こういった社会的流れを察知して次の危機に備えるのは大事なことですね。