植物の9割は水でできている
土は大事だから土づくりにこだわっていると農家の方が言われるのを耳にしたことがある人は多いと思います。
「土が大事だっていうけど、土と同じくらい、いや作物によっては土以上に水も栽培に大事なものだと思うんです。」
と語るのはとあるキュウリ農家さん。
キュウリは「Least calorific fruit」の登録名でギネスにも認定されているが、その重さの95%が水でできている。
このことから彼のキュウリ部会では水質が重要視され、人が飲める水を栽培に使うのが必須条件となっている。
「どんなに土がよくても水が汚ければ味に影響が出る。」と語り、
「キュウリは井戸水で、離れた場所にある他の作物はため池から水を引いているが、生活排水が入らない民家よりも川上にあるため池からポンプで水を引いているんです。」
植物にとって有用な窒素やリン酸なども汚水の原因となるため、一概に汚水が植物に良くないとは言えないとは思いますが、確かに富栄養化している水は動植物にとって有害な細菌・微生物の類も多く繁殖している可能性もあります。
土にこだわり、水にこだわる。
環境を作ることで美味しい農産物ができるのだと思います。