北海道では海沿いでとくに飼料用トウモロコシの栽培がおこなわれていました。
これらは主に牛を飼っている牧場の方が栽培されているケースがほとんどのようです。
デントコーン畑の一角にあるのがこちらのバンカーサイロ。
以前はサイロといえばタワー型のものがよく見られましたが、落下などの事故も多く現在ではこの平積みにしていくバンカーサイロが主流になっています。
このように粉砕した飼料用トウモコロシを重ねてシートをかぶせることで適度な水分を保たせることで乳酸発酵が進み、貯蔵性が高くなります。
糖が二分子の乳酸になるのが乳酸発酵、乳酸は酸性を示すので反応が進んでいくと酸性に傾いていき雑菌などの繁殖が抑えられます。
この反応は酸素がない嫌気状態で進むので積んだ後しっかり空気を抜くことでこの反応が進みやすくなります。
バンカーサイレージは写真のように粉砕したものを左右の壁の間に積んでいくもので上が開放されていますので、積んだ後はしっかり大型の重機などで踏み込むことで乳酸発酵が進みやすくなります。
踏み固めた後は空気に触れないように上からシートをかぶせて、間に空気が入らないように古タイヤなどを載せて重しをすれば中で反応がすすみ良質な飼料が出来上がります。
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