環境変化による病害虫被害の増大

家庭菜園と薬剤

家庭菜園をしている人は薬剤使用を嫌う傾向がある。

単純に農薬=悪という考えの人もいるが、よくわからないからといった知識の問題や、使用期限までに使い切れないのでもったいないという理由なども良く見受けらる。

そういったこともあり家庭菜園ではあまり薬剤を使うメリットがそこまでない。というのが少し前までの考え方でした。

しかし、国内最大の家庭菜園者が集まるサイト「菜園ナビ」の投稿を見ていても数年前までは薬剤を使い野菜を育てている人はかなり少なかったが、この数年で一気に伸びたように思える。

これは病害虫の被害が非常に多くなり、一つの農産物に時間をかけることができる家庭菜園においてもその対策が困難になってきたのではないかと思われる。

家庭菜園をしている人口がコロナがきっかけで増え、技術が未熟な人口が増えた、というわけではなさそうです。

サイト内をみていると、薬剤に頼らず栽培してきたが、とても対処できず薬剤導入を考えその情報を仕入れようとする人が増えています。

大きな原因は温暖化による酷暑、そして局所的豪雨に干ばつ。こうした環境変化に植物が対応できず弱ったところに病気や害虫が入るといったことが理由かなと思います。

従来然の栽培方法ではうまくいきにくいケースが増えてきている。まさに転換点にあるかと思います。

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