植物は動物と違って動くことができないので発芽したその場所でどうやって生き抜いていくか、その生存戦略には色々驚かされます。
その一つの例を道路沿いの緑化帯で見つけました。
赤丸で囲った部分、葉っぱですが下の方は葉が開いてないように見えます。
そこでさらに下の方、ツツジの葉に埋もれているところがどうなっているか見てみると・・・
赤丸のところ、どう見ても棘です。
ナワシログミは他の植物に囲まれて日差しがあまり望めないところではこのように葉を展開せず、棘状にして上に上に伸びます。
その時に自分の生育スペースを確保できるように葉を棘状にして、風で揺れるたびに周りの植物を傷つけ弱らせ、上にでて日の光を浴びると棘が展開し光合成をしっかり行うようになっているのです。
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