紅茶といえばイギリスの国民的、文化的な飲み物です。
それこそ、イギリスの歴史の中で2度も戦争にまで発展したきっかけとなった飲料「紅茶」。
私が大好きな漫画の中でも、「歴史を動かした飲み物は酒よりも紅茶が多い」と紹介されているほど。
さて、今回ニュースになっているのも紅茶の飲み方がきっかけとなって外交問題になっています。
きっかけは、「紅茶に塩をいれて飲むと苦みを感じず美味しく飲める」といったアメリカの教授の論文によります。
アメリカとイギリス、紅茶で外交問題といえばボストン茶会事件ですね。
世界史の教科書にも出てくる有名な事件、アメリカ独立革命のきっかけにもなっています。
今回この塩を入れるという飲み方に対しイギリスサイドが猛反発。
結果、ロンドンにあるアメリカ大使館が外交的に介入、「イギリスの国民的飲み物に塩を加えるという、ありえない発送は、アメリカの公式政策では決してありません。そのことを、イギリスの善良な人々に確約したい」と発信するほどです。
そもそもイギリスではミルクを先にいれるか、後にいれるかでも論争が起きるほど飲み方にこだわりが強い。
それなのに塩を・・なんていうと炎上必至です。
個人的には渋みや苦みを感じるなら渋みを感じない和紅茶を買えばいいですし、飲み方はそれぞれ自由なのだから自分が美味しいという飲み方を見つければいいのでは?と思います。
実際に日本でも緑茶に塩漬けした桜をいれたりしますし、昆布茶などは?とか思いもします。
しかし、伝統を重んじるイギリスと、合理主義のアメリカの違いが如実に出た結果でどちらも一考していいのではないかと私は思います。
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