牧場に見る雑草の循環

茨城の酪農家上野さんを訪ねてきた。

放牧酪農をしている上野さんを訪ねてきた!その1

放牧酪農をしている上野さんを訪ねてきた!その2

牧場を見るとちょこちょここんもりとした雑草の塊が見えます。

牧場にいる牛たちは思い思い草を食べています

牛たちが食べない雑草の群落もあったりしますが、例えばチカラシバとか・・

牛はこのチカラシバは食べないみたいです

こんもりしている雑草の群落を見ると・・

牛糞があります。

真ん中の白っぽくなっているのが牛糞

この写真ので大体3週間くらいだそう。

ちなみにまだ出来立ての牛糞の周りは当然だけど牛たちが食べまくっているので草は生えていない。

出来立て牛糞の周りには雑草はない

牛糞に含まれている窒素などが栄養分として供給され、牛糞のまわりは牛が食べないことからその周囲が生長、上の写真のようになります。

なお3週間もたった牛糞は今の時期だときれいに分解されていい感じのたい肥に。

牧場で3週間もたつと完熟たい肥に

全くにおいもないし触ってもさらさら。いい感じのたい肥に。

そしてこの糞の周りにある雑草は種をつけていました。

糞のおかげで牛が避け生長して種子をつけるメヒシバ

ここまでにおいがなくなれば牛たちはこの雑草や牧草を種子ごと食べ、牧場を歩き糞をする。

糞をしたらそこに種子が落ち育つ。

こうしたゆっくりとしたサイクルを牧場では見ることができます。