大雨時の住宅浸水被害防止対策

ニュースで久留米大学のグランドに雨水貯留施設を作り住宅浸水被害を防止させるといったニュースを目にしました。

総事業費13億円、2万1800トンもの雨水を貯水可能になるというものです。

確かに重要な事業ではありますが、もう少し視点を大きくとって都市緑地の在り方や、建物を建てる時の考え方を変えてみてはどうかと思います。

例えば建蔽率。これは面積当たり建物がどの程度地表面を占めるかの割合ですが、これについては透水面積率という考え方が海外にはあります。

雨が表面流水で一気に排水設備に流れ込まずその場に浸透するかの割合を示したものです。

アスファルトやコンクリートに雨が降ると勾配に従って排水設備に流れ込み、大雨の時には一度に流れこんだ大量の雨により内水氾濫を起こしたりします。

アスファルトに降り注ぐ雨

こうした氾濫など災害を防ぐには上の工事のように大規模な事業が必要で天候などは操れることもできないし、個人個人でできることはないと思う方が多いかもしれませんが、それぞれ自分の持つ家屋、会社などの敷地に緑地を少しずつ持つことで緩和されていくのではないかと考えます。

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