先日関西出張で立ち寄ったPAで水ナスの糠漬けが売られているのを見つけました。
ご丁寧にお浅めか食べごろかまで表記してあります。
福岡では水ナス自体なかなか見ないので新鮮でした。
水ナスは大阪南部の特産で生でも食べられるみずみずしいナスのことです。
ナス自体水と肥料で育てるというくらい水分要求が高い植物ですが(人によってはうね間に水がたまるくらい潅水する人も)、この水ナスはその名の通りナスの中でもさらに水が必要なナスのようです。
産地には多くのため池があるようですね。
この水ナスですが手でぎゅっと握ると水が滴るくらいに水分が多く、昔は畑の隅などに植えて熱中症予防にそれを食していたとも言われています。
水分が多いということは輸送傷みもしやすいことからなかなか他の地域では見ることがありませんね。
そういった輸送上の問題を解決するために漬物にしたのかは定かではありませんが、一つ遠くに運ぶにはやはり漬物などにする手段は有効です。
ただ、漬物にするとせっかくの水ナスの鮮やかな色が落ちてしまうことからなかなか地元以外で消費できなかったようですが、最近は品種改良も進み色が残るような品種がでてきたようですね。
この後すぐに帰るわけでもなく、冷蔵できなかったことから購入はできませんでした。