紅まどんなとは
愛媛生まれのオリジナル品種で、設けられた一定の規格をクリアしたものだけが「紅まどんな」として流通しています。
特徴としてはゼリーのような食感、名前の通り赤みがつよい果肉になっています。
紅まどんなに学ぶブランド戦略
農産物の新品種は毎年多く世に出てきますが、とりわけ単価の高い果樹についてはブランド戦略が非常に重要となってきます。
毎年播種し、収穫できる農産物と異なり、一度植樹すればそうそうと品種変えはできません。
可能な限り単価を上げて市場に出したい思いはより強いでしょう。
紅まどんなももちろん色々工夫されたと思います。
今回知った中でなるほど!と思ったのが「ゼリーのような食感」です。
ブランド構築に大事なものとして品質面もありますが、それと同時に覚えやすく、伝えやすいことも大事だと実感しました。
ゼリーといえば多くの人がある一定のイメージを持つことができます。
食べておいしかった!と思った人が人に教える際も「ゼリーのような」というわかりやすいフレーズがあれば伝えやすく広まりやすくなります。
「紅まどんな」という名称を使うには、糖度や外観などの条件をクリアする必要があり、実食した人の満足度と伝えやすさからその地位を確立していったのでしょう。
「ゼリーのような」というのは生産現場から小売りまで関係者に積極的に使うように意図されたようです。
紅まどんなの出荷時期
もう一つ、紅まどんなが高級果実になったのは出荷時期があるかと思います。
年末にかけて出荷販売される紅まどんなは「お歳暮」に時期的にもぴったりなのです。
お中元・お歳暮などは金額ありきで商品を探す方が多いかと思います。
その価格帯に載せられ、かつ、重量感があるという点で重宝される存在でしょう。
また、色も赤みが強いというのもまた暖色系を好む日本人の気質にあっているかと思います。
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