昨日は節分、今日は立春ですね。
立春大吉、これは左右対称のため裏から見ても同じように見えます。
昨日ご紹介したように季節の変わり目には鬼が出ると信じられていましたが、その鬼が門をくぐってみても「立春大吉」とかいてあり、まだ門をくぐってなかったのか、と外に出ていってしまう魔除けの効果もあるのだとか。
そして、お茶摘みで有名な八十八夜。
これは立春を起算日として八十八日目を言います。
末広がりの八が並ぶ、そして八・十・八と並べると米の字になり、農業を営む人にとって縁があり、縁起がよく幸運を呼ぶということでその日に収穫されたお茶は重宝されます。
七十二候でも東風解凍(はるかぜこおりをとく)と言われ、字のごとくですが、暖かい風が吹き氷が解けていく時期になり季節も春めいてくる、はずですがほとんどの地域で今日から寒波襲来で寒くなっているのではないでしょうか。
元々この二十四節気も七十二候も中国で生じた考えですので日本とは少しずれがあるのかもしれません。
しかし、立春は八十八夜もそうですし、桜の開花も立春からの積算温度で計算するという話もありますので農業面では一つの区切りと考えてよさそうです。
家庭菜園SNSの菜園ナビでは菜園ページに作物を登録すると登録日からの温度が自動で計算される機能があり非常に便利なので、例えば植物ではないですが「今年の暦」のような形で立春の日を登録し、日々の農作業の記録を立春から〇〇日積算温度△△℃などで記録していくと見えるものが出てくるかもしれません。