前回和歌山のマルヨ農園さんを訪ねた際に気になっていた橘本神社。
今回はやっと尋ねることができました。
マルヨ農園の岩本さんのアテンドでなんと宮司さん自らがご説明下さりました。
この橘本神社はお菓子の神様、田道間守が祀られている神社です。
田道間守は古代日本人の人物で日本書紀に登場します。
垂仁天皇の命により不老長寿になるという「非時香菓(とくじくのかくのみ)」を求め常世の国に派遣されます。
田道間守は常世の国でこの「非時香菓」を見つけ持ち帰ります、それが橘です。
時間がたっても香りを失わない橘に不老長寿を感じたのでしょう。
田道間守はお菓子の神様、そして「非時香菓」は菓子の菓ですが、当時はお菓子などありませんでしたのでこの橘を菓子とかけてお菓子の神様といわれるようです。
同時に柑橘の祖神でもあります。
田道間守は持ち帰った「非時香菓」を常世の国と近しい場所に植えたとされており、それがこの橘本神社です。
この地域に来て驚いたのはまぁとにかくすごい岩たち・・・
さすが緑泥石地帯ですね。
みかん農家の間では青い石があるところはいいみかんがとれると話されているのですが、これはもう圧巻です。