法面の草管理は色々と大変です。
まず斜面になっているので人が入りにくい。刈払機で管理しようとすると本当に危ないですね。
刈った草で足元が滑りやすい中むき出しの刃が回転している刈払機・・・想像するだけでその危険さがわかるはずです。
それでは除草剤はどうでしょうか。
除草剤もまくにの立ち入らないといけませんし、根まで枯らすタイプの除草剤は使えません。
斜面の管理では雑草が生えない裸地では雨などで土壌が流れてしまうので短い丈の草でおおわれているのがいいのです。
防草シートもシート下の地面が柔らかくなりがちですので除草剤同様資材の選定や施工方法に気を付ける必要があります。
そんな中これはいいなと思ったのがシバザクラです。
いつも景観がきれいな奥出雲で見かけました。
少し見ごろが過ぎていましたが綺麗でした。
奥出雲は景観をかなり大事にされていてここに住まれる方は頻繁に草刈りをしていますが、自治体の方ではこれからさき労力が減っていく中でどのように管理すればいいのかを模索し、たどり着いた一つの答えがこちらのようです。
役場の方に聞くと、シバザクラにしたおかげでかなり景観が良くなり、写真映えするということであちこちから人が訪れるようになり活気も出た。
少しずつ範囲を広くしていきたいということで、法面の緑地管理という面だけでなく観光資源のような役割も果たしているそうです。