旧暦を栽培に活かそう

今日2022年2月1日は旧暦正月です。

旧暦、太陰太陽暦は日本でも明治5年まで使われていた暦です。


旧暦とは

旧暦とは月の満ち欠けの周期をひと月の単位になっていて、必ず一日は新月となっていて、晦日(29日もしくは30日)は新月の前日にあたります。

月は約29.5日で地球の周りを1周します。

今馴染みのある太陽暦ではおよそ4年に1回うるう年が設けられ季節の巡りと暦をあわせますが、旧暦では1年で季節の巡りよりも11日余り短いので3年で34日不足します。

そこでうるう年、ではなく、閏月が約3年に1回設けられています。

次閏月が生じるのは2023年です。


旧暦と農作業

旧暦というよりも月の満ち欠けと農作業(結局一緒ですが)、でしょうか。

新月は地球からみると月の後ろに太陽がありますので月と太陽の引力が同じ方向からかかります。

月の満ち欠けが潮位に影響を及ぼすことからわかるように土壌水分や植物に含まれる水分も影響を多少なりとも受けます。

そこで新月は上方向に引っ張られる力が最大になるため、根から吸収されたものが地上部にいきわたりやすくなります。

「多少なりとも」というのがその時の日当たりであったり、気温、湿度など環境条件の方が影響を大きく受けると思われますのであらかじめ作業の計画などを立てる時にこの月の満ち欠けを目安にするとよいと思われます。