耕作放棄地
耕作放棄地とは文字通り耕作することを放棄された地、耕作放棄されるにいたる原因は2通り、後継者がいないか採算がとれないため生産活動を辞めてしまったか。
後継者がいないというのも突き詰めれば、その地で生産するに見合う対価が得られないから耕作放棄地になるわけです。
耕作放棄地はたくさんあるのだからそこを農地にして就農人口を増やす、ないし、規模拡大する。という話はよく耳にします。
しかし、耕作放棄されたにはそれなりの理由があるのが大半で、営農しやすい農地は誰かしら引継ぎ農地として利用されているパターンがほとんどでしょう。
つまり、耕作放棄地を農地に戻すのはそれだけでも大変ですが、農地に戻してからも通常の営農手法ではうまくいかない可能性が非常に高いです。
耕作放棄地がもたらす問題と解決策
後継者がいなくなり、そこで生産活動をする人がいなくなった場合。もう一つ採算がとれないため生産活動を辞めてしまった場合。
後者の場合はまだそこに所有者が住んでいることがほとんどであるため生産活動はやめても定期的に人が入り管理されるため問題は起きにくい。
しかし、前者の場合は元耕作者が不在となり、積極的に管理するものもいなくなったときに様々な問題が生じてくる。
人がいなくなり体を隠すのにちょうど良い茂りができることで獣の移動範囲が広がり近隣への獣害の原因に、また同じ理由で不法投棄などの犯罪の温床に。
いずれも所有者のみではなく、地域の問題となりえます。
これらはいずれも放棄することで日々茂ってしまう雑草が主原因です。
つまり雑草を適正に管理することでこれらの問題はある程度防ぐことができます。
以上のような流れで九州アグロ・イノベーション2021のセミナーで話をさせていただきます。
当日投影するスライドについてはオンラインサロン、農業・雑草勉強会にアップしますので、興味がある方は是非ご参加ください。
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