知り合いから沖縄の石垣島でアグロフォレストリーを実践されている友人がいると紹介を受けたのでアグロフォレストリーについて紹介します。
あまりなじみがない単語ですがアグロフォレストリー(Agroforestry)とは、Agriculture(農業)とForestory(森林)を掛け合わせた言葉です。
具体的には一つの土地に樹木と農作物を一緒に植え、植物同士や生態系の相互作用によって農業・林業畜産業を同時に行うことを言います。
単純な生産性だけを考えれば単一作物を栽培する方が効率的ではありますが、相互作用というのが重要でコンパニオンプランツなどをイメージするとわかりやすいと思います。
アブラナ科植物と昆虫の戦いと進化、コンパニオンプランツとしてのアブラナ科
また、様々な種の植物を一緒に植え付けることで連作障害が起きにくかったり病気がまん延するのを防ぐ効果も期待できますね。
コンパニオンプランツという単語は農家よりも家庭菜園をしている人の方が知名度は高い(と感じています)ですし、混植栽培も基本的に農家よりも家庭菜園をしている人の方が多いのは、一定の労働力で効率的に安定して生産するのが難しいからそれで収入を得るプロの農家の間ではなかなか広まってないと考えられます。
混植、やコンパニオンプランツ、ではなく森林農法で考えると一つ思いだしたのはカカオです。
昨年カカオ園の土づくりで相談を受け何度か伺ったOKINAWA CACAO。
OKINAWA CACAOの川合さんが言うにはカカオ園にはシェードツリーという日陰を作る木が植えられているという。
実際に調べてみるとチョコレートで有名なmeijiさんが紹介しているアグロフォレストリーミルクチョコレートというものもありました。
meijiさんのアグロフォレストリーミルクチョコレートのページ
日本ではあまりなじみのないアグロフォレストリーですが、作物や気候によっては比較的営まれている農法なのかもしれません。
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