病気に強い、連作にもある程度耐えられる、など様々なメリットのある接ぎ木苗。
特に家庭菜園では接ぎ木苗を使って栽培されている方も多いかと思います。
しかしその接ぎ木苗を使って栽培していると思わぬことが生じる可能性も?!
先日家庭菜園を楽しむ人が集まるサイト、菜園ナビを見ていたところユーザーさんがナスを育てているのですが、根元から様子が他と異なる葉っぱが出てきたので嫌な予感がするので投稿しました。というものがありました。
このナスの根元から出てきた葉っぱがこちら。
ユーザーさんはワルナスビの葉に似てる・・・と言われていましたが、これは台木から出た葉ですね。
台木から出た芽は摘み取る
接ぎ木苗とは病気などに強い品種と育てたい栽培品種を接いで苗にしています。
土壌由来の病原菌、肥料の吸収など重要な根の部分はそういった強い品種を台木に(まさに台ですね)、そしてその上に栽培品種を接ぎます。
この継ぎ目より下の部分から芽がでることがあります。
強い品種が使われていますので、台木から出たこの芽が栽培したい品種よりも旺盛に育ってしまい肝心の栽培品種が弱ってしまう、ということにもなりかねません。
台木から出た芽は早めに摘んであげる方がよいと思われます。