先日志賀島に行った際、少し時間があったので海辺を歩いてみたところみつけたこちらの岩。
地質図で見てみるとこの辺りは花崗閃緑岩となっています。
花崗閃緑岩は花崗岩と閃緑岩の間、の中間的な性質を持つ深成岩(地下深いところでゆっくり冷えて固まる岩石)です。
花崗岩は白っぽい、そして閃緑岩は灰色っぽい色をしているので色もその中間ぽいといえばそう見えます。
上の写真も、下の写真もよく見るとチョークか何かで線を引いたようにまっすぐ赤っぽい線が入っています。
近くで見るとこんな感じ。
花崗閃緑岩のどこにも赤っぽいイメージの記載はありません。
色々調べてみると岩石の中にこのように線状に違う色が走ることはあるみたいですね。
周囲を観察すると線状になっているところも全く形質が違うようには見えず
その一つの要因が変成作用を受けてなることがあるようです。
調べてみると岩石が地殻上部に貫入したりすると熱による温度上昇がおき、鉱物が再結晶を受けます。これを接触変成作用といい、特徴の一つとして全体が赤味がかるというのがありました。
ということで、この辺りの岩石が出来た後に何らかの原因で地殻など超高温のものに触れて再結晶されて色が変わったのかなと。
全くの素人ですので、それは違うんじゃないか?!というご意見などありましたら是非教えて頂きたく、お問合せからメールをいただければ幸いです。