カカオの木にとって沖縄でも寒すぎる為露地栽培はできず、ハウスでの栽培となっています。
園地はこんな感じ。
このように落葉した葉っぱが地面を覆っているせいか、カカオ自体にアレロパシーの効果があるのかわかりませんが、木の周りに雑草はほとんど見当たりませんでした。
ただ、同じハウス内でもカカオの苗木が置いてあるプランターの区画には雑草が生えていたことからアレロパシー作用が若干あるのかもしれません。
問題の土ですが、どんな感じかというと、スコップで少し掘ってみるとこのような感じ。
かなり水はけが悪く粒子が細かい粘土質な土でした。
カカオ自体原産地が高温多湿の熱帯地域の植物ですから、おそらく土はそんなに腐植がたまるような環境ではないと思います。
行ったことはありませんが、おそらく腐植がたっぷり入っているような土でないと栽培できないということはないと思います。
(※23年7月14日追記、ウガンダの土は黒かった・・・ウガンダの土について考える)
ただ沖縄は上で紹介したようにカカオにとっては寒すぎる環境なので少しでも温度を上げたいしカカオ(植物)にとって条件も良くしたいところ。
カカオ園の土を触ってみると少しひんやりとしていました。
熟畑してくると実は有機物を畑にまくと冬場は気温よりも地温があがることも稀ではありません。
そこで腐植をためて土壌団粒を作ることで根張りが良くなるだけでなく、地温があがることで生育が改善されるのではと考えました。
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