仕事柄外出時は農耕地、非農耕地限らず雑草が目に入ります。
そもそも、新千歳に着陸する時から植物による緑がほとんど感じられなかったのですが、実際に地上に降り立ってみてもそうですね。
季節的なものでしょう、12月の北海道、畔草がほとんど見当たらない・・・
富良野は盆地状になっており広い平野部は畑が広がっていて奥には山が見える、という本当に景観の素晴らしいところでした。
平野部はどこまでも畑が続くような感じでしたのでこの後のアポイントまで時間があるため小一時間ほど富良野の田畑を回ってみました。
しかしどこまでいっても畔草らしい畔草はなく、これでは浸食されてしまうんじゃないかと心配になるほど植物層が乏しかったです。
かといって土質が悪いわけではなく、九州北部の田畑の土より植物の生育には適していそうな土でした。
しばらく回ってみると霜がすごかったですが土が露出していないところもありました。
この後農家さんのところで伺ったのですが、「夏が終わり秋に一度草を刈ると春先暖かくなるまではほとんど何もしなくていい。」との話でしたがあまりの寒さに発芽→寒さで枯死を繰り返すのでしょうか。
この農業用水路横の通路に関しては特別管理がされているわけではなさそうで、この部分だけ草が残っていたことから刈り取り作業が行われてなかったのでしょう。
雑草の植生を見ようにも植物が生えてなかったのでここの雑草を見てみると・・
オオバコ・クサヨシ・エゾノリュウキンカあたりが多かったように思います。
リュウキンカは上の写真の部分にはあまり見つけることができず、圃場出入口あたりでよく軽トラに踏まれているからかくぼんだ所に群生しているのを見かけました。
九州など温暖地の農家さんにとって草刈りとは年に何度もする作業ですが、北海道の方では流石に冬場は積雪もすごいですし、そもそも寒いのでそんなに植物が大型化しないことから草刈り作業に対する考えの違いも相当あるだろうなと感じました。