ティーペアリングという新しい日本茶の可能性を感じるイベントに参加してきました。
正直、日本茶に着色目的の色素を入れたり(もちろんドライフラワーなど天然由来のものですが)、スパイスを入れたりして飲むなんて・・・
と思ってました。
しかし、よくよく考えれば寒冷紗などをかぶせるのも緑の水色を出すためのものだし、ないではないなぁ・・・と。
このティーペアリングはフランス料理「MAVO」の西村シェフが考え出したものだそうです。
一皿一皿に最適なお茶を組み合わせ編み出したのだそう。
今日はチーズと生ハムに合うお茶。ということで飲み比べをしました。
他にも見本で様々なお茶が用意されていましたが香りも色も違っていて見て楽しめる、香りで楽しめ、舌で楽しめるまさに新しいお茶の世界でした。
正直なところ今日のお茶はあまり好みの味ではなかったのですが、これは個人的な好みの問題かなと思います。
実際に自分の好みになるよう組み合わせればいいのです。
世界中様々なお茶がありますが、なぜ日本茶に注目したのか?という点はうま味成分のテアニンが最も含まれているから。ということでした。
渋みの成分が少なくうま味成分が高い日本茶だからこそ、料理のうま味に負けない飲み物が日本茶からできる。
これは弊社でプロデュースした紅茶作りに通じるところがあります。
今後ちょっと楽しみなティーペアリング。
邪道だと思う人もいるかもしれませんが、色んな人に知ってもらうために間口を広く、様々な切り口ができるのはいいことじゃないかなと思います。
これがきっかけに日本茶に目覚める人も出てくるかもしれません。
質の高い日本茶が求められ消費されるようになってくれば離農が続く茶農家も徐々に回復の兆しになるかもしれませんし。
少し学んでみたいなぁと感じました。