日本ミツバチの養蜂をされている人がキンリョウヘンの花が咲き始めた!と言われ調べてみると非常に面白いことがわかった。
キンリョウヘンの花を巣箱の近くに置いておくとそこにニホンミツバチの群れが引っ越してくれやすくなるというものだ。
(キンリョウヘンの花)
キンリョウヘンの花には蜜がないことが知られています。
蜜がないのにニホンミツバチがなぜくるのか?それはキンリョウヘンの花が集合フェロモンを出していると考えられている。
しかも働きバチだけでなく、オバチや女王ハチまで群ごと引き寄せる為近くに巣箱があるとそこに定着するのでニホンミツバチの養蜂家の間で重宝がられているんでしょう。
群ごと誘因するのもどうも理由があるようで、このキンリョウヘンの原産地である東南アジアの高原地帯では開花期の早朝は比較的涼しい日が多く、ニホンミツバチを群ごと誘因することで蜂球を花の周りに形成し温度を保つことで受粉・受精を促進する効果を得ていると考えられているそうだ。
植物は動くことができないからこそこのように周辺の虫などをうまく利用する術を勝ち得てきたのでしょう。