先日カキを食べているときに、ふと、雄と雌はあるのだろうか?という話題になり調べてみました。
そもそもカキとは牡蠣と書き(ややこしい)、牡の字は「おす」と読みます。
牛がついていることから主に家畜に使われる漢字ですがなぜ牡を使ったのか?その辺りはちょっとわかりませんでした。
では全部雄なのか?!
そうではないようです。
基本的に生まれた時は性成熟しておらず、生まれた翌年繁殖期を迎えるころに雄と雌がわかるようになるのだとか。
一般的に食べられる時期の牡蠣は雄も雌もないのだそう。
さらに見た目では全く区別がつかず卵や精子を採種しないといけないようです。
7割近い個体は雄になるようですが驚いたことに翌年には雌にかわる個体も多いとのこと。
研究者で調べた方がいらっしゃいましたが大きな個体ほど雌の個体がおおかったようです。
さらに牡蠣は動けませんので密集して複数個体存在する場合は性転換しにくく、雄の割合が多いままのようですが、単体の場合は性転換が起こりやすいとのこと。
これに対する考察は大きな個体ほど卵をたくさん作ることができるので雌になる場合が多く、複数個体いる場合性転換せず雄の割合が多いことについては遺伝的多様性が増加するメリットではないかという考察がありました。
何とも面白い。
最後に牡蠣の感じが牡であるのは、昔の人が牡蠣は全て雄だと思っていたからだそうです。