【病害虫】ナメクジの生態

ナメクジ・・

農家さんからはあまりその被害を耳にしたことはありませんが、家庭菜園をしている人の間では非常に問題となっている害虫です。

ナメクジは春先に卵から孵化、ちょうど今頃から被害が出始めます。

カタツムリの殻が徐々に退化してなくなりナメクジとなっています。

殻が退化した理由は定かではないようですが、殻がないほうが運動が自由にでき、狭い空間に入り込むなどメリットがあるからと考えられているようです。

確かに野菜を栽培しているとプランターと地面の隙間などに入り込んでいて夜間に食べつくしていく様からするとその可能性は高そうです。

ナメクジですがその口は多数の歯がある舌があり、削り取るようにして作物を食べていきます。

よく知られていますが乾燥したところが苦手ですので日中日向で見かけることはほぼなく、日陰や土の中などに潜んでおり、夜になると地上に現れ食害していきます。

あんなに小さな身体をしていますが一日に4mほど移動することから被害にあっている株周りだけを探しても探し出せないこともあります。

かなりの量を食べる為被害は早期発見しやすいものの、夜間に食害することから見つけるのはなかなか難しい害虫の一つです。