一面オレンジ色の岩の正体は何だろう?

先日山道を走っているとひときわ目立つ岩壁が!

何だろうと思って車を止めて近づいてみた。

この辺りでは砂鉄が豊富にとれることから酸化鉄の色かなと思いましたが調べてみるとスミレモというようです。

岩肌一面に張り付いたスミレモ

スミレモは陸上の岩や樹皮、壁などの表面に付着して雨や霧、露から水を得る気生藻という藻類です。

この気生藻は植物がいつどうやって陸上に進出したかのキーになる植物と言われていて、このスミレモはアオサ藻綱の中で唯一陸上植物全てが持つ原形質連絡を持っているようです。

スミレモの先祖たちが海から陸上に上がってきた最初の植物種かもしれません。

そう考えると、もう少し岩肌に近づいて写真を撮ればよかったと若干後悔しています・・

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