お茶は一番茶の新茶に始まり、二番茶、三番茶、秋冬番茶と続きます。
先日茶農家の方と話していたときにお茶の売り上げは9割近くは一番茶によるものと言われていて他の農家さんがそれを聞いて驚いていました。
お茶の手入れは一年かかり、二番茶、三番茶、秋番茶という言葉を知っていることから売り上げの9割が一番茶だということに驚かれたのでしょう。
実際に価格がどのようになっているのかを調べてみました。
どの年も同じように一番茶の価格が圧倒的に二番茶三番茶よりも高くなっていることがわかります。
およそ一番茶で1キロ当たり2千円程度、二番茶がその半分500円~800円、三番茶ともなるとさらにその半分の300円前後となっています。
お茶は他の品目と異なり加工品になります。
畑で収穫したものがそのまま販売されることはなく、かならず工場を稼働させて荒茶にする必要がありますので価格が低いと人件費はもちろん工場稼働の費用も出ないということになりかねません。
それならば、最初から出荷せず、畑に刈り捨てて肥料やマルチとして使った方がまだマシ、ということで多くの産地で三番茶は刈り捨てられます。
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