ベトナムの話が続きますといいながら、いきなり出張先の土の話になってしまいました。
ベトナムには前回で書きました通りお茶が美味しかったので行ってまいりました。
行った先はお茶農家さんのところ。
場所はタイグエン省。
タイグエンと入力するとタイグエン茶と出てくるほどのお茶の産地。
文献上では千年前にはお茶を飲む習慣があったそうです。
このタイグエンという場所では年に一度お茶の祭りが開かれ全国からお茶好きが集まり買い付けを行うのだとか。
お祭りが行われる場所に連れて行っていただきましたがかなり広い広場でした。
さて、視察した農家さんの茶畑。
真ん中に少し突き出ているものがありますが、あれは刈込を行わず自然に任せて置いたままにしている茶の木だそうです。
ここの木で大体80年ほどの樹齢になるそう。
収穫風景。
茶葉は全て手摘みです。
訪ねてみたところアルバイトは歩合制で収穫した茶葉の重さに応じて支払われるそうです。
時給ではなく完全歩合制というのが面白いと感じました。
収穫した茶葉は蒸れたり、夜露がついているので広げて乾かします。
午前中とったものは1時間ほど、午後日があがって収穫したものはすぐに釜にいれるようです。
表面の水がなくなったら釜に火をいれ、茶葉を投入します。
回転数を調整したり、中に入れる茶葉の量を調整し加減していきます。
火は薪で。
この後は揉捻機へ(機械の値段は2万円ほどだそう)。
この後もう一度釜に入れ、乾燥させて工程終了。
ここの農家さんが作るお茶はベトナムでも最高級で高値で取引されており、勝手にブランドを名乗られたり、茶葉の盗難にあっているとのこと。
工場の入り口には番犬がいましたが、それは泥棒対策だといわれていました。
今回は一般的な茶農家の見学でした。
もう一軒の視察先についてはまた後日紹介します。
Pingback: お茶の製造における殺青とは – 株式会社ファームプロ