雑草インストラクターって何?

名刺交換の際によく聞かれます、雑草インストラクターって何ですか?

昨日の記事でも雑草インストラクターについて少しふれました。

大雨による被害とグリーンモンスターの関係

雑草インストラクターとは、雑草科学の専門知識を持ち、各地・各場所の雑草問題に対し、観察・調査・診断に基づく、最良管理慣行を提案するものです

特定非営利法人緑地雑草科学研究所というところが認定する資格で、資格を得るためには全6日間に及ぶ研修を受ける必要があります。

特定非営利法人緑地雑草科学研究所

この研究所は、雑草管理が適正に行われていないことから環境保存・防災・衛生など様々な面で問題を引き起こしていることを危惧し、雑草学の研究者はもちろん、業界を超え草刈り機メーカー、除草剤メーカー、防草シートメーカー、施工業者など雑草に関わる業種団体が50近く加盟する2008年に設立した機関です。

この雑草どうしたらいい?ここの土地の管理に困っているのだけど、どうすればいい?

といった問いかけに対し、適正な草刈り機や除草剤などを提案するのは根本的な解決にならず、その場しのぎにしかなりません。

私たちインストラクターは相談者にとって最適な状態は何か?を一緒に考え、描いた最適な状態を維持するために必要な手段を提案することが仕事になっています。

よく相談を持ち掛けられますが、今生えている草をすぐに一掃し景観をよくしたい、それだけに留まっているものが多く、雑草とは生え続けてくるもの、刈り取ったり薬剤を散布すれば必ず何らかの反応を返すものという意識がない方が多いです。

雑草に対する対処の方法として現状最適と思われるものは、御しがたい放棄地の状態から、雑草の生育を維持し御しやすい形にもっていくことだと考えられます。

その維持の方法まで含めた相談は様々な関係機関・研究機関が所属している特定非営利法人緑地雑草科学研究所が国内最高峰の知見を持っています。

その各地の窓口として作られたのが雑草インストラクター。

お気軽にご相談ください。

雑草インストラクター 竹内

k.takeuchi@farmpro.jp