家庭菜園の虫対策で気をつけたいこと

家庭菜園には限らずではあるが、野菜を栽培していると一度は病気や虫に悩まされることがあるのではないだろうか?

特に家庭菜園では殺虫剤など薬剤を使うのに抵抗感がある方が多く、できれば農薬は使用せず栽培したいと思っている人も多いはず。

そこで具体的な対策、というわけではないが栽培する上で虫のことをどのように考えるのかその考え方をご紹介。

畑で育てている野菜に害虫がついていた!(もしくは食害された痕跡があった!)といったシーン。

躍起になって虫を見つけ出し、始末する。

毎日のように畑に出ていればこの対応でも大丈夫だが、「害虫」とひとまとめにするのではなく、虫自体をしっかり観察することも重要だ。

何も虫の名前を一つずつ覚えろというわけではなく、被害の程度によって分類する。

例えば・・

Cランク:食害するが枯れるほどひどくはならないもの(バッタ・コオロギ・ダンゴムシ等)

野菜作りでのダンゴムシ対策

Bランク:個体が大きくよく食べるが、その分手などで駆除しやすいもの(アオムシ・ヨトウムシ等)

Aランク:大量発生して手に負えないもの(サルハムシ・ハイマダラノメイガ等)

プロ農家で栽培面積が大きくなるとBランクのものも手に負えないことになるだろうが、規模が小さく自家消費程度の家庭菜園であれば対処可能ということでアオムシ・ヨトウなどはBランクに(ランクに位置づけしている各虫は環境によって異なるためそれぞれの圃場で見極めてわけるのをオススメ)。

このようにランク分けしてしまえば自分の畑(もしくはうね)がどのような状況かがわかる。

薬剤使用についてもこのレベルまでは捕殺で凌ぐなど基準になるので、ふと立ち止まって害虫とひとくくりに見るのではなく、観察することが大事だ。

これは雑草管理にも同じことが言えて、単に雑草としてみるのではなく、自分が設定した目的に対してこの草は邪魔なのか?邪魔しないのか?考えて初めて本当の対策になる。

雑草管理で一番大事なこと