先日子供の習い事の教室を見ていて思ったのが、大人の教室とまったくアプローチの仕方が異なるというものでした。
もちろん、大人の教室でも初心者向けと熟練者向けでは教え方が異なるのですが、子供の教室ではまず興味をもってもらい続けてもらうことを念頭において指導しています。
開発に携わった株式会社オーレックさんの菜園ナビ。
菜園ナビの中でも特に意識して作ったのが栽培教本です。
※この教本ページはログインしなくても見れるコンテンツになっています。
何を意識して作ったのかというと、「初心者にとって役に立つ栽培参考ページ」です。
文字数少なく、画像を入れて、専門用語もできるだけいれずに作りました。
作った当初、生産者の方や種苗会社の方にアドバイスを求めたところ情報が足りなさすぎるとコメントを多くいただき、その通り作成したところかなり長い教本が出来上がりました。
熟練者が満足する教本ではなく、初心者が栽培の大まかな流れがわかり、何とか枯らさずに最低限収穫できる、というところを目指して作ったものがこの栽培教本になります。
見方によっては間違っていたり、重要な情報が抜けていたりしたとしても、それらをすべて詰め込みイチからわかる教本にすると、情報量が多すぎて初心者でついてこられる人が少なくなってしまいます。
初心者に何か教える時にはこういった考え方が非常に重要です。
さらに言うと、情報発信でも重要になってきます。
HPやチラシなどで強みや良さを消費者に伝えるときに、何も農園について知らない人に正しく理解してもらおうとイチから説明し長くなってしまっては、興味を持ってくれた人もかえって読んでくれなくなってしまうかもしれません。
初見の人、少し知ってくれた人、ファンの人、スタッフそれぞれにむけて段階的にわけて整理するのも非常に良いかと思います。