先日さが農業経営塾でお話しさせていただく機会がありました。
内容はITサービスの利活用について。
このようなお話をさせていただくときにまずお話しするのがコスト意識です。
ITのサービスに限らず機械などでもいえることですが、コストに見合うかどうかを考えましょう。
特に機械では、崩れたから、調子が悪いから何も考えずに買い替える方、かっこいいから、好きだからという理由で購入する人が意外と多いです。
趣味であればいいのですが、実際に仕事で使い、最終的には換金化することを考えればコスト意識はあった方がいいです。
例えば草刈機、楽になるという理由で導入するのではなく・・・
今この広さを刈るのにどれだけ時間がかかっているか?を意識して(意外と隙間時間に刈る方も多く時間まで意識してない人多いと思います)、目的の機械を導入するとどれくらい短縮できるか?
草刈りを人にお願いしているともっとわかりやすいと思いますが、逆に自分で刈っている場合は自分は時給がいくらほしいのか?を考えてみてもいいと思います。
機械は大体時間当たりの作業面積もかいてあるはずなので簡単に比較はできるはずです。
草刈機国内シェアNo1オーレックHPより
このようにカタログには必ず時間当たりの作業面積が書いてあるはずで、普段から作業時間を意識してされている方であれば購入するかどうか、メリットがあるかどうか判断つくと思います。
ITまわりのサービスも同じです。
例えば温度センサーなどであれば気温が遠くから見える、確かにいいかもしれません。
しかし重要なのは見えたから何ができるようになるのか?が重要です。
気温が見える化されることで、仮設をたて、新しい試みができるようになる。などそういった知見がなければ自己満足に過ぎません。
見回りにいく回数時間の記録を取り、どれだけ軽減できるか?こういったことを考えるのもいいと思います。
とかくITともてはやされる傾向にありますが、機械と同じくしっかりコスト意識を持ち購入するかどうか考えることが重要で、そういった考えを普段からしていると経営も自然と良くなっていくのではないでしょうか。