機械除草の環境的・人的コストについて考える

先週の土曜日に沿道緑地の管理をしている事業者さんを見かけた。

刈草・落ち葉を収集車で集めていた

この手前側では刈払機などを使って刈っており、車道に飛び石がでないようにガードを持った人、そして交通整理の人がいた。

刈り取られたり、落ちていた落ち葉などは集められ収集車に詰められて焼却場へ。

機械除草の問題は人的負荷・環境負荷にあると考える。

適切な除草剤を使った管理ではまず飛び石がでないことから人員削減ができる。

さらに刈草といったゴミがでないことから収集も償却も不要。

機械除草で一番大変なのは集草と言われていて、これに一番人手が割かれる。

実際に鉄道沿線の除草作業をしていた業者の話を聞くと作業日数が同区間で7日が2日へ。

人員も56名から8名に圧縮できたとのことで、最大の人員減の要因は集草だったといわれていた。

当然その分コストも安くなる(鉄道沿線の管理だと機械除草だと蜂などの不快害虫による労災リスクが付きまとうが除草剤ではかなり軽減するとのこと)。

公共事業で行われる緑地管理の財源は税金だ。

さらに温暖化が進み夏の暑さが増してきている中機械除草をするには労力的にも財政的にも厳しくなってくるのは目に見えていて、科学的根拠に基づかず、何となく除草剤は体に悪いから、という理由で除草剤が避けられ機械除草中心でしか管理ができていない現状は近い未来破綻するのではないかと考えられる。

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