友人が鶏飯を食べたいと言っていたので自宅で鶏飯を妻に作ってもらった。
鶏飯を初めて食べたのは奄美大島に行った際に定食屋さん。
農水省のうちの郷土料理によるとその起源は
奄美群島が薩摩藩の支配下に置かれていた時代、鹿児島本土からやってくる役人たちの威圧的な態度を少しでも和らげるためにつくられたのがはじまりだといわれる。当時、非常に貴重なものであった鶏を余すことなく使ってつくった「鶏飯」で役人たちをもてなしたという。また、このころはまだスープをかける風習はなく、鶏の炊き込みごはん風にして食べていた。昭和に入ってから鶏ガラのスープをかけて食べるアレンジが浸透し、いまではそれが一般的となっている。
とある。スープかけご飯になったのは最近のことらしいが、これがまた飲んだ次の日の朝などには最高に美味しく感じる。
薬味はタンカンの皮を乾燥させたものを使っているようだったが、タンカンはなかなか手に入らないのでみかんの皮で代用。
こちらを削って香りつけをする。
このみかんの皮だが香りづけに結構重宝する。
シイタケの佃煮、錦糸卵、たくあんの細切りにしたもの(奄美ではパパイヤの漬物が使われているがなかなか手に入らないので代用)、茹で鳥を割いたものをご飯に乗せて鳥ガラスープをかけて出来上がり。