紅茶の国内需要が高まっているという話は各所から聞くのですが、実際に輸入がどうなっているのか調べてみました。
情報元は財務省の貿易統計から。
データのあった2005年から2021年までを調べてみました。
こうしてみるとインドスリランカがほとんどの割合を占めていることがわかります。
ただし、スリランカについては徐々に減ってきている傾向にあります。
2022年のデータはまだありませんでしたが、かなり落ちているのではないかと予想されます。
2022年スリランカは対外債務支払いの一時停止を表明、デフォルト後に政権崩壊に陥りました。
これは行き過ぎた有機農業推進が背景にあるようですが、農業がきっかけとなって起きた事案です。
こういったことからもスリランカからの紅茶の輸入は今後しばらくは低迷するのではと考えられるため代替国を探している、ないし、インドやケニアなど既に輸入している国の割合を増やすなどをしているかと思いますが、同時に自国での生産も期待されています。