こんな電柱を見たことありませんか?
電柱にクズがまきついています。
危ないので定期的に除草作業が行われていると思いますが、こういったクズによる被害は年々増えていると感じています。
さて、この巻き付いている電柱ですが・・
当然管理は電力会社の関係機関が行っていていますが、クズをはじめ雑草は越境するもの。
特にこのクズは非常に厄介で根が張っている本体は遠くにあっても地上部が徐々に周辺地を侵食していきます。
電柱の除草は電力会社が行うことができても周辺の土地は地権者が異なることもあり勝手に刈取りや除草剤の散布などとてもできません。
雑草の繁茂を根本から解決することができない上、除草剤の散布は周辺住民から反対されるからと刈取りで対応します。
刈取りは度々紹介していますが、相当な頻度で刈らなければ植物は若返り元気になっていきますので徐々に増えていきます。
元気になった雑草を刈るために費用が定期的にかかり、しかも年々ボリュームも増えていくので費用も年々高くなります。
これらは全て電気代に上乗せされるのです。
こういった課題を解決するためには何より電柱など施設周辺の草管理について地権者を含めて取り決めを作成しなければどうしても場当たり的な管理で掃除的な除草にならざるを得ません。
掃除的な管理が及ぼす悪影響は以前紹介しました。
雑草管理に関するツールの選定についてもコストとリスクを評価し、全て選べることが望ましいですね。
周辺に住む方は薬害を恐れますが、無いに等しい薬害よりも雑草が繁茂し続け、事故誘発、病害虫の増加、獣害の増加、景観汚損、費用増大の方がよほど問題でしょう。