日本とオーストラリアの農地の違いについて前回はとりあげました。
今回は広大な農地で何が作られているのか掘り下げます。
オーストラリアは世界でも有数の食料輸出国、主な農産品は食肉・家畜・穀物・乳製品・羊毛・綿花・園芸作物・砂糖・ワインです。
実に国内で生産された農産物の3分の2が輸出されているとのことです。
牛肉も生産量は世界で5~7位のラインですが、輸出量は多く世界でも3~4位。
大麦の生産量も世界で5位以内に入り、輸出量は世界1位(EUとほぼ同じ)です。
さらに日本はオーストラリアにとって主要な輸出国で1位となっていましたが今は中国に次いで2番目となっています。
日本の立場からすれば農産物の全体の輸入量の7%がオーストラリアからのものですから、万が一今回の噴火でオーストラリアの農業にダメージがあれば少なからず影響はあるかと思われます。
輸入品の中で突出して多いのが牛肉で年間2千億円程度日本が輸入しています。
日本の牛肉市場を見るとほぼ国産牛と同じ程度の量を輸入している感じです。
今回調べてこんなにも多くの牛肉が輸入されているのかと少し驚きました。