農業経営事例紹介で外すことができない、寺坂農園さん
多くのファンを集める寺坂農園さんの魅力について考えます。
魅力その1、農園の明確な方針
明確でいて、ブレない方針。
Facebookの自己紹介の欄に「感動野菜産直農家 寺坂農園」とあります。
感動する野菜を直接届けます!ということが端的でとてもわかりやすいです。
自分がどんな人か相手にとってわかりやすいことは様々な面で役に立ちます。
需要者がそれを求めていればハマります(リピーターに)し、ハマった人が他の人に紹介する時(ファンになる)も長々説明する必要がなく短い言葉で端的に伝えられる利点があります。
当事者が発信するだけでなく、関係者も発信してくれることで認知度は高まりますし、社会的にも寺坂農園=感動野菜を産直している農家という認識ができやすくなります。
しかしどんなに端的でわかりやすいフレーズでも実際の行動と結びついていなければただの「言葉遊び」にすぎませんので実践することが大事ですね。
魅力その2、徹底した顧客目線
よく顧客の目線で、その商品(サービス)を欲する人の立場になって、と聞きますが、それよりも一歩進んだ考え方だなと感じたのが
お客様の心をどうやって動かすか
これです。
相手の立場になってというのも大事ですけどどちらかというと受動的な印象を得ますが、このどうやって心を動かすかという姿勢は能動的な印象がします。
何より経営で大事な心構えに自分以外の事象はコントロールできない。
ということがありますが、そこに通じるものを感じます。
魅力その1に通じますが、農園の明確な方針、感動する野菜を直接届けます!の感動する野菜の部分。
寺坂農園では実際に栽培する品種一つとってみてもそれを購入するお客様(消費者・取引先など)が喜ぶか、これが徹底して基準になっています。
さらに、どんな見せ方をすれば喜んでもらえるか、心が動くのか、これを考え抜いた上で販売されています。
お客様がどうすれば感動するのか、それを考え抜かれた品種に売り方、これも寺坂農園の魅力の一つでしょう。
魅力その3、農園主寺坂さんの魅力
1、2回会っただけで魅力を語るのはおこがましい感じがしますが・・
意志の強さと相手を思いやる気持ち
SNS上で見てきた印象と、実際にお会いした時に感じた印象を合わせるとこれかなと思います。
農園を訪ねる前日、一緒にお酒を飲みかわす際にも私が今抱えている課題などについて真剣に向き合ってくれましたし、弊社が運営している事業の利用者がどうすれば感動するのかを一緒になって考えてくださいました。
こうした行動が自然とできるのは寺坂さんの人間性でしょう。
その人間性は実際に会ってみないとわからないもの、というのは一昔前の話です。
毎日様々なツールを通じて発信し続けていればフォローしている人からすれば身近に感じますし、そこから人間性を感じることができると思います。
リアルに会う機会がある人は限られていますが、オンラインでの発信は不特定多数に働きかけることができます。
その内容が日々の何気ないことだとしても毎日発信することで受信する側からすれば身近に感じることはできますね。
むしろ、日々の何気ないないようこそが人間性を感じやすくなりますし、発信者の魅力が伝わるものだということも寺坂さんの投稿を見ていると思います。
普段会う機会のほとんどない人に自分のいいところを知ってもらうための手段としてSNSは非常に優秀なツールです。
そこを本当に時間をかけて丁寧にしている寺坂さんはその点だけを見てみても素晴らしい人だと思います。
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