先日熱中症をおこした子を病院に搬送したお礼にご実家よりブドウの詰め合わせをいただきました。
中でも個人的に一番美味しいなぁと思ったのはクイーンニーナ。
初めて食べました。親が安芸クイーンということで、確か安芸クイーンも好きだったような・・・
似た系統の味だったからでしょうか。
調べてみるとプレスリリースの日が2009年10月となっています。
開発は農研機構。
果皮色が赤く食味に優れた大粒のブドウとあります。
赤く?調べてみるとたいていきれいな赤色をしていますが、いただいたこのブドウは緑も混じっています。
なんでだろう?画像検索してみてもこのように緑が混じっているのは見られなかったです。
着色についてはブドウ農家さんに今度教えてもらおう。
さて名前ですが親が安芸クイーンで系統番号が安芸津27号ということで、スペイン語で女の子を意味するNINAにちなみクイーンニーナとなったそうです。
命名のルーツもなかなか面白いですね。
追記 8月18日
Facebookページを見てくださっている生産者の方々から以下のようなコメントをいただきました。
クインニーナですが時期的にまだ早い気がしました。
周防大島のクインニーナは9月に入ってから毎年販売開始しています。
台風前に見てみましたが色付き始めているのは1割程でまだ全体的には緑でした。
こちらでは約12種類の葡萄を作っています。
時期的には8月初にブラックビート、サニールージュ、サマーブラック、ハニービーナスが販売開始し盆以降からシャインマスカット、クインニーナ、サマークイーン、ピオーネが続き秋頃ウインク、紫苑と続きます。
昨年は11月半ば迄ありました。
今の時期でもクインニーナは20以上は未熟でもあると思います。
クインニーナはブドウ農家が品種構成を考える中で、晩生のぶどうがほしいときに取り入れる品種です。トンネル栽培で9月の出荷というところでしょうか。安芸クイーンもこれと同じ色づきをしますが、両方とも、ピンクにならなくても熟期が来ればある程度甘くなります。私は、安芸クイーンの色づきはなかなか難しいので伐りました。
管内の就農希望者に、シャインマスカットを作りませんかとセミナーを開催してます。
理論や技術は無いので、果樹担当と連携してますが、
巨峰が温暖化で着色不良を起こしやすいため取組みやすい品種勧めてます。
着色不良を技術でフォローするなら経験と知識と技術が必要の模様。
登熟期間の高すぎる気温が、紫色色素「アントシアニン」のブドウ果実の皮への集積を阻害します。写真の着色不良は今年の猛暑の悪影響と見ました。ただし、糖度は高いはずです。お日様かんかん照りですから。
果皮でプロトアントシアニジンが合成されると赤になり、発現量が少ないか無いと緑色っぽくなります。
果実ごとにプロトアントシアニジンの発現量が異なる品種なのでしょう
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