雄性不稔の発見とそのメカニズム

雄性不稔とは植物が正常な花粉を作ることができない性質のことを言う。

これは当たり前だが生物が子孫を残すにあたって非常に不都合なものなのでなかなか自然界的にはおきないのではないかと思い調べてみた。

この雄性不稔、日本ではイネやダイコンなどで当初みつかったようだ。

しかしこの雄性不稔、花粉ができないということだが、絶滅することなく受け継がれてきたのはなぜか?!

これはそのメカニズムにキーがある。

雄性不稔、つまり花粉を作らせない遺伝子はミトコンドリア内に存在していて、その遺伝子が働くと花粉は作られなくなる。

しかしそんな状態では子孫が作れず滅んでしまうので細胞核の中にそのミトコンドリアの遺伝子の働きを抑える遺伝子があり、その核の遺伝子の働きのおかげで花粉が作られ絶滅を逃れてきたようだ。

現在では突然変異などで植物の中にはミトコンドリア内に花粉を作らせない遺伝子を持つものと持たないものが、細胞核にその働きを抑える遺伝子を持つものと持たないものが存在するようになり、花粉を作らせない遺伝子を持ち、細胞核にその働きを抑える遺伝子をもたないものが出るとその株は子孫を残せないようになり、それ以外の組み合わせのものは残るという形で現代にまで伝わっている。