台湾ビールと蓬莱米

出張や旅行で楽しみなのは食事とお酒。

ということで台湾出張に行ったときにいただいたビールをご紹介。

18日しか賞味期限がない台湾ビール

この緑色の缶の方は新鮮さが売りで賞味期限が何と18日だけ。

台湾でしかほぼ飲むことはできないと思うのでビール好きな方は台湾に行ったときには是非お勧めしたい。

普通の台湾ビールはこちらでも購入が可能。

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台湾のビールはいずれも独特の味香りがして、何だろう?と思って原材料を見ると「蓬萊米」というのが入っていた。

蓬莱米とは台湾で生産されているコメの品種で日本のコメと台湾在来のコメを交雑して生まれた品種のようで日本統治時代に生まれたようだ。

蓬莱米は磯永吉(広島出身)と末永仁(福岡出身)により開発されたもので、この磯永吉が育種作業をしていた作業室は台湾大学内にあり「磯小屋」として台北市文化局より旧高等農林学校作業室を市の史跡に指定されている。

日本の品種を台湾で栽培した時に問題となったのは穂が出るのが早すぎて株が十分に成長せず、穂に実る粒も少なく実があまり入らないことから味も収量も十分確保できなかったようだ。

これを解決したのが適切な品種の発見と「稚苗移植栽培法」という早期に移植栽培を行う方法で田植えまでの周期を短縮させ、株の成長周期を変更して穂を出す時期を遅らせることに成功。

ここからさらに育種を行い生産量が多く食味も良い台中65号を開発。

この台中65号を中心に品種改良されていったものが現在蓬莱米として台湾ビールに使われている。

この台中65号は現在清酒の原料に使われているニュースをみかけたが残念ながら販売サイトを見つけることはできなかった。

台湾蜂蜜麦酒