定点観測:沿道植樹帯下の芝

弊社事務所前は比較的大きな通りに面しており、沿道植樹帯がある。

割と定期的に刈取りが行われているため子供の歩行者が隠れるほど雑草が伸びることはない(そもそもそんな状態は異常だが)が、刈取りということで雑草も植樹も同じ高さに切りそろえられるだけだ。

そこで植樹された低木内に生えているヨモギやヤブガラシといった雑草が徐々に増えていく傾向にある。

ゴミも捨てられたりとあまりに見苦しいため、弊社事務所前に関しては定期的に除草剤の散布や手取り除草を行っている。

沿道雑草とゴミと税金

実は植えられていた低木が枯れ雑草だけになってしまった場所については昨年にコウライシバを購入し張っていたところ徐々に広がってきており思ったよりも雑草を抑えてくれている(先週ツユクサが数株入ってきていたので手取り除草は実施した)。

四角枠のあたりに張芝を実施

コウライシバ(amazon)

雑草よりも個人的に効果が高いと感じているのはゴミの投棄だ。様々な種類の雑草植生だと特にタバコの吸い殻が多いが、お菓子やおにぎり、ひどいとビールや酒のビンなども捨てられていた。

これが芝になっているとタバコは多少捨てていく輩がいるが、他のゴミはほとんどなくなる。

芝のところではゴミがだいぶ捨てられなくなったのもあり、今年は沿道植樹下の雑草やゴミ対策として芝植生にならないか少しずつ実施中。

弊社が芝を張っているところはマンションの合間にあり直射日光は2時間/日程度しか射さないところもあるため普通の芝では生育が困難なことが予想され日陰に強い芝を導入しています。

緑地管理の手段と目的

日陰に強い西洋芝の種(amazon)

↑のamazonページ種は追加で播種した分で、弊社がメインで使っているのはシェードⅢというセントオーガスチングラスの選抜種。

個人的にはシェードⅡの方が販売して長いので品質も安定しているのではないか?と感じることもある。

日陰にかなり強いシェードシリーズはゾイシアンジャパンというその名もコウライシバが属するゾイシア属から社名をとった芝の専門会社から取り寄せた。

ゾイシアンジャパン株式会社

さて、このシェードⅢだが、ところどころ徒長枝のようなものが出てくるので、それらを切り取り沿道の緑地帯の低木下に埋めておいたところ半年程度で徐々に広がってきた。

青丸のあたりに数本シェードⅢの徒長枝を埋めた

不思議なことにこの選抜されたセントオーガスチングラス、私が聞いたのはシェードⅡだったが、植栽帯などに植えると日陰の方に走っていくとのことだ。

果たして低木下でも育つのか、育った場合雑草を抑えてくれるのか?今後観察したい。