沖縄の土というとどんなイメージがあるでしょうか？

国内唯一の亜熱帯気候に属していて、植物もたくさん生えているので植物たちにとっていい土、と思う人もいるかもしれません。

しかし、実際は土はかなり貧弱でなかなか栽培に適した土とは言い難いのです。

実際に土を見てみましょう。

こちらサトウキビが栽培されている農地。

地質図で見てみるとこの辺りは岩盤質粘土集積石灰性暗赤色土に分類されています。

名前の通りかなり赤が濃い土になります。

名前に石灰性とあるのでカルシウムがかなり多いだろうということは想像に難くないですね。

カルシウム過剰は他のミネラルの吸収を阻害してしまうのでそれだけで栽培が難しくなってしまいます。

苦土石灰の向き不向き

沖縄の地で栽培するにはこのカルシウム過剰を如何にクリアするかも一つ重要な点と考えます。