コロナウィルスの影響で全国の学校が臨時休校となりました。
様々な問題が起きていますが、農業関係者としては給食がストップしたことに対する対応があるかと思います。
給食用に作ってきた農家からすればいきなり不買となったにも関わらず、畑では関係なく野菜は育っていきますし、売れなければ収入にもならず回収できません。
それを政府のせいにするのは簡単ですが、事態はなんら解消しません。
誰でもできるというわけではないかと思いますが、このような事態の中工夫して乗り切ろうとしている農家さんがいらっしゃいます。
昨日テレビでも取り上げられておりました江戸川でコマツナを生産している小原さん。
学校給食がなくなったのでめげずにシリーズとしていくつか対策をされています。
一つ目は通販。1束500g単価は税込み350円、送料は一律1000円(コロナ関係で流通圧迫したらやめますとのこと)
二つ目はコマツナ狩り
入場料1グループ500円
収穫時間1時間
小松菜1kg500円(例:5kg収穫の場合入場料500円+2500円の合計3000円)
綺麗な収穫方法を丁寧に教えます。
常識範囲内で濃厚接触はありません。1つの畑(5m×25m程度)に最大2グループで最低10mは距離を取れます。
コロナの感染が絶対ないというわけではありませんが、貸し切りの空間内で作業が可能、自己責任でお願いします。
学校が休みの時に春休みの農作業体験などにいかがでしょうか?
三つ目は3.11以来ずっと繋がりがあるNPO法人宮城復興支援センター代表の茂木氏の紹介にて、東北の震災でいまだ不自由な方、そして子ども食堂などに向けてふうどばんく東北AGAINを通しコマツナ700kg(35万円相当)+送料5まん7千円をプレゼント!!
こんな取り組みをされています。
小原さんは思うところはあるでしょうが、まったく外部に不平をもらさず、今できることをしっかりやっていっている農家さん。
小原さん以外にもこのような農家さんはたくさんいらっしゃると思います。
給食がなくなったのであれば、家でご飯を食べるわけで、食材は必要です。
こういった頑張っているプロ農家の方の野菜を買って食べてほしいなと思います。
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